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2020年中途入社

尾端 樹

(株)J-TAPアドバイザリー /再生・M&Aコンサルタント/マネージャー
2016年3月に慶應義塾大学商学部を卒業。
2015年2月に現 EY新日本有限責任監査法人へ入社し、1年間の学生非常勤を経て、金融事業部に配属。地方銀行および政府系金融機関を中心とした財務諸表監査・内部統制監査業務等に従事。
2020年6月に監査法人を退職し、同年7月よりJ-TAPに入社。入社後、事業DD ・財務 DD ~事業計画作成、金融機関調整といった事業再生の主幹業務を中心に中小企業及び上場企業のM&AにおけるFA、財務DD、株式価値算定等の様々な業務を経験。
2022年7月よりマネージャー昇格
(株)J-TAPアドバイザリー /再生・M&Aコンサルタント/マネージャー/尾端 樹

転職活動を開始した経緯

元々、事業再生業務に興味を持っていたこと、地域を支える側面もありやりがいを感じられそうだと考えていたことから、会計士になった後は事業再生業務にチャレンジしてみたいという思いがありました。
大学卒業後に入社した監査法人では事業再生と親和性のありそうな地方銀行の監査業務を希望し、主に地方銀行や政府系金融機関等の監査業務に従事しておりました。
金融機関の監査手続の中に融資先の格付を検証する自己査定監査という手続があります。数多くの中小企業の財務諸表や事業再生計画書の検証を実施する中で、中小企業の経営改善をサポートする専門家の存在を意識するようになり、紙ベースのみでの検討に留まらず、自分も事業再生のプレーヤーとして関与したいという思いが強まったため、具体的に転職活動を開始しました。
入社を決めた理由

入社を決めた理由

事業再生業務を経験できる会社として、BIG4系のFASや大手のコンサルティング会社、J-TAPのような比較的小規模なファームまで様々な選択肢がありました。その中でJ-TAPに入社することを決めた理由は2つあります。

1つ目は、組織や案件の規模が大き過ぎないことが最速で成長することにプラスになると考えたことです。

前職の監査法人での経験から、チーム環境は個人の成長スピードに大きな影響を及ぼす要素の一つであることを学びました。私の場合、未経験の状態から早く一人前となるために、案件に対する自分の裁量や影響度合いが大きい環境を重視しました。BIG4系のFASや大手再生コンサルの場合、大規模な再生案件が中心であるため、複数人で作業を分担し、再生業務を一巡するにはある程度時間がかかることが予想されました。一方、J-TAPのようなファームの場合は、中小~中堅規模の再生案件が中心で、少数のチームで取り組むため、案件の立ち上がりからモニタリングまで一気通貫して深く関与でき、一つの案件から経験できる内容が多く、案件全体を俯瞰して見る力を養えることをメリットと考えました。また、サービスライン(DD/VAL/再生/FA等)ごとに部門が分かれていないため、事業再生業務とそれ以外の業務も並行して経験しやすい環境も、様々な役割を経験できるため成長につながると考えました。なお、面接のタイミングで一緒に働く上司や同僚と接する機会があるため、具体的に入社後のイメージができ安心感をもって会社を選ぶことができる点も小規模ファームのメリットだと思います。

2つ目は、多様なバックグラウンドを持った社員が所属していたことです。

事業再生は総合格闘技に例えられることがあるように、会計以外に経営全般、業種ごとの事業への理解、税務、M&A、法律等の幅広い知識が要求されます。
この点、J-TAPにはBIG4出身の会計士・税理士の他に戦略コンサルや大手再生コンサル出身者、証券会社の投資銀行部門出身の者や四大弁護士事務所出身の弁護士も所属しております。各メンバーの知識経験を活かし、事業再生業務では事業分析の掘り下げはもちろんのこと経営者の意識改革や現場の実行支援等のサポートに取り組んでいたり、M&A業務ではFA業務やDD業務にも高いレベルで取り組んでいるため、この環境に身を置けば幅広い領域に対してしっかりと知識を身につけられ、クライアントや金融機関に信頼される一人前の専門家になれると感じました。

入社後に感じている魅力

面接や会食等を含めて入社前に擦り合わせがしっかり行われるため、入社前と入社後のギャップはそれほどありませんでした。入社後に改めて感じているJ-TAPの魅力としては大きく以下の2つがあります。

1つ目は、サービスのクオリティとクライアントとの信頼関係構築に徹底的にこだわっていることです。
J-TAPは中小・中堅企業に対して、大手ファーム水準のサービスをオーダーメイドで提供しています。事業再生業務では、定量的な分析にとどまらず、現場へのアンケートやインタビューの実施や有識者や得意先へのヒアリング、現場の業務フローを詳細理解等、クライアントの本質課題を追求します。必要に応じて、業務効率化のためのシステム導入やリストラの実行支援をすることもあり、各会社の個別の状況に応じたサポートを実施しています。また、事業再生業務においては、金融機関が納得する計画を作成しても実際に経営者が納得して改善に向けたアクションを起こし現場を変えなければ意味がありません。時には会社の現状を認識してもらうために経営者に対して厳しいことを伝える必要がありますが、信頼関係を構築しておくことでそうした場合にも案件としてよい方向に導くことができます。金融機関等から多くの案件を紹介いただいておりますが、こうした姿勢や案件実績を評価されていることが大きいのではないかと考えております。私自身、サービスのクオリティも信頼関係の構築ともにまだまだですが、こうした環境に身を置くことで会計士の枠に捉われない成長を実感することができています。
なお、事業再生業務について、自分たちが作った資料に基づき、各関係者の意思決定が行われ、実際に融資や投資等のお金が動き、改善に向け伴走していく点については、会計監査とは違ったやりがいを感じられると思いますし、中小~中堅企業をメインにしているからこそより強くやりがいを感じられていると思います。また、M&A業務においては上場企業の案件も多く、そうした案件もリードすることで、多面的な視点を養うことができる点もJ-TAPの魅力だと感じています。

2つ目は、個人の成長だけでなく、組織の成長も実感できることです。
J-TAPはこれから組織拡大を目指しており、今はそのための土台を作っているフェーズにあります。担当案件と同じように、自分が組織に与える影響度が大きく、自分たちの仕事・振る舞いが組織を形成する環境にあります。
特にマネージャー昇格後は採用活動や新規採用者の教育についても担当するようになりました。上手くいかないことも多く、チームマネジメントの難しさを痛感しておりますが、試行錯誤しながらも組織の面からも学びを得ることができております。これから入社される方達にもJ-TAPのコアメンバーとして長く働いて、組織としての成長も実感してほしいと考えているため、私個人としてはしっかりサポートできればと考えております。また、組織をどのように変えていくかは再生業務においてよく直面する議論で、J-TAPでの経験はわが身をもってこれを体験しているようなものだと思います。これは小規模な組織だからこそ体験でき、自分の意見を聞いてもらえ、実際に組織が変わっていくことで、より会社としての一体感を感じられる点も魅力だと思います。

入社後3年間のイメージと、手厚いサポート体制

入社後、計画策定支援・モニタリング業務等の事業再生の主幹業務を中心に、M&AにおけるFA、財務DD、株式価値算定等を含め様々な業務を経験しました。入社時には会計監査の経験しかなかったため、最初の1~2年は修行のイメージで、案件についていくのに必死でした。

1年目は、右も左もわからない状態なので、初めは上司から逐一作業指示を仰ぎ、自分なりに作業の趣旨や背景等を理解したうえで作業を進めていきました。作業が一巡し慣れてくると、作業ベースの指示が、方向性やコンセプトの伝達に変わり、自分なりに作業を設計し打合せの準備を行うようになりました。打合せについては、事前に社内で壁打ちをして内容をブラッシュアップした上で挑み、打合せ後はフィードバックを受け次回に向けた擦り合わせを実施し、次の準備に入るといった形で、上司と二人三脚で案件をこなすイメージでした。この打合せの準備からフィードバックまでの流れを丁寧に行うことで案件の勘所をおぼろげながら掴めるようになっていったように思います。

2年目は、基本的なサイクルは1年目と大きくは変わりませんが、より案件に対する理解を深めていったイメージでした。作業だけではなく案件全体のストーリーを作成したり、金融機関対応の割合が増えたり等、個人の裁量が大きくなりました。また、簡単な案件を一人で回してみる等、新しいことにチャレンジする機会も増えました。

3年目からはマネージャーに昇格し、クライアントとの信頼関係構築や金融機関へのコミュニケーションの役割を主に担当することが多くなりました。また、社内の役割も自分が作業指示を出したりフォローする役割を担う機会が増え、チーム全体のことを考える時間が多くなってきています。今後は、事業再生業務に関与しながらも、M&A、税務業務の割合を増やし、業務の幅を広げることを目標としています。3年間を振り返ってみると、一つずつできることが増えたり、挑戦する機会が常にあったため、成長できる・できているはずだと信じられる環境にあったと感じています。


また、J-TAPの成長をサポートする体制は手厚いと感じています。日々の壁打ちやフィードバックにかなりの時間をかけていることに加えて、月次の1on1では個人ごとに目標設定、フィードバックがあり、普段の業務と併せてこうした仕組みを活用することで、個人の成長を加速させることができます。例えば、私の場合、入社当初より打合せ時のプレゼンやファシリテーション等のアウトプットが課題でした。毎回の打合せ毎に改善のためのアイデアをもらい、1on1で進歩した点を確認しながら、経験を積んでいくことで、今ではそれほど苦手意識はなくなりました。

事業再生やM&A業務は簡単な仕事ではなく、自分の力不足を痛感したり、報告会の直前等は忙殺されて余裕がなくなることもあります。それでも喰らいついて案件をなんとかやり抜き、成長を実感できたのは忙しい中でも時間を取って伴走してくれる上司の手厚いサポートがあったおかげだと感じています。
なお、職場の雰囲気については、20~30代の若いメンバーが中心で、活気ある職場だと感じています。また、真面目で向上心のあるメンバーが集まっており、各メンバーが自由にテーマを設定した任意勉強会の開催や日々のナレッジや気づきの共有によりメンバー間で切磋琢磨しております。加えて、業務マニュアルやフォーマット作成等の業務効率化と新人受入体制の整備に力を入れており、「誰もが安心して成長できる職場環境」を目指し一丸となって取り組んでいます。成長をサポートするための体制が整っているといえるので、安心して入社してもらえればと思います。
応募者へのメッセージ

応募者へのメッセージ

J-TAPのメンバーはひとりひとりが高いプロ意識を持ちながら業務に取り組んでいます。また、自身の成長だけではなく組織全体が良い方向に進むには何が必要かを考え日々試行錯誤しております。このような環境に身を置くことで私自身も日々成長を実感し、充実した毎日を送れていると感じております。

現在組織拡大に向け、メンバーを募集しております。成長意欲と素直さを持ち合わせていれば、その期待に応えられる環境がJ-TAPにはあると思いますので、少しでもご興味のある方の応募をお待ちしております。なお、メンバーの目標、レベル等を把握した上できちんとコミュニケーションを取って柔軟に検討/対応できるため、不安を感じられている場合であっても一度応募してみていただけると幸いです。
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